今回は、当社の新卒ドライバー3期生、花木萌々香さん(23・取材時)にお話を聞いてみました。
入社のきっかけ
4年生大学で日本文化や国際文化について学んでいた私は、就職活動をするにあたってタクシー乗務員という選択肢は当初は全く考えていませんでした。しかし、文化についての学んだ知識や運転が好きだということを生かせる仕事を探していた時、リクルートサイトの検索に出てきたことがカープタクシーとの出会いでした。
そこで特に私が興味を持ったのは、「隔日勤務」という働き方でした。週5日働くことが言うまでもなく当たり前だと思っていた私は根底をひっくり返され、そこからどんどんカープタクシーに興味を持ち始めました。説明会に行ってみようと連絡を取ると、すぐに丁寧な対応をして頂きトントン拍子に事が進んでいきました。
説明会に行ってみると、3つ驚くことがありました。
1つ目は、私の想像とは裏腹に若い人を積極的に採用していることです。定年退職した後や歳を重ねてからやる仕事としてではなく、新卒として就職することや若くしての転職先として選んでよい業界であるという事に驚きました。
2つ目は、やればやるだけ自分の給与に反映されることです。正直、タクシーの仕事はあまり給料が良いものだとは思っていませんでしたが、実際の乗務員さんの給料例や給料についての細かな説明をして頂き、他の企業では給料について不明瞭な点があっても聞くことが出来ませんでしたが、カープタクシーではそれがなく、むしろ自分次第だと知りモチベーションが上がりました。
3つ目は、仕事に関する多くの事柄において自分に裁量があることです。上でも言ったように給料も自分の努力次第で上がりますし、どのような営業方法でどのようにお客様と接するかなど、自分が考えたことをすぐに現場で実践できるという仕事もなかなかなく、驚きました。
これら以外にも魅力的なポイントがたくさんあることを知り、聞けば聞くほどやってみたいという気持ちが強くなっていきました。
悩み・不安
タクシー乗務員になりたい!と思った上で、私には1つ大きな不安がありました。それはタクシー乗務をする上では欠かせない、「道」への知識です。私は広島市内出身ではなく、実は地図を読むのも苦手だったこともあり、事あるごとに先輩社員に相談をしていました。その度に「すぐ慣れるよ〜」とは言って頂いていたものの、やはりその不安はぬぐいきれませんでした。
しかし実際に乗務し始めて3ヶ月程で、よく行く場所は覚え、1年経った今ではスーパーや病院・ホテルだけではなく、有名な飲食店、以前では聞いたこともなかった団地名などを聞いても案内できるようになりました。道や場所を覚えることで、周りを見たり、お客様と雑談をする余裕ができ仕事がより安全に、効率的に、そして楽しくできるようになりました。
新卒でタクシー乗務員になるということ。「若いのに」「女性なのに」
私が新卒の立場で、タクシー乗務員という働き方を選んだと知った人や、実際に乗務し始めてからお乗せしたお客様から、この1年で数え切れないほど、「どうしてタクシーに?」という質問を投げかけられてきました。この質問に対して自分の中で返答にマニュアルができる程には(笑)
この質問がしたくなる意図も心理もなんとなく分かりますし、自分でも不思議に思うこともありますが、最近では思った程みんな否定的な意見は持っていないんだなということに気づきました。ただ純粋に珍しくて話しかけてくださるお客様も多く、話のタネの1つとして今では「おっ、きたなこの話題、今回はどういう返しをしてこの仕事に興味を持ってもらおう」と思えるくらいには楽しめています。そのお客様がタクシーを降りて職場や飲み会、または家庭に帰って少しでも「今日珍しいことがあってね」と話してくださり、1人でも多く若くしてタクシー乗務員を選択する、ということに興味を持って頂ければ嬉しいです。また、面接時に取締役自ら「タクシー会社に対する古い偏見や労働環境を変えていきたい」と仰っていたことがとても印象に残っていた私にとって、お客様から「好きなことを仕事にするのは良い事だよ」「もっと若い人が増えれば良いね」と仰って頂けることは心地よく、より仕事を頑張る活力にもなっています。
将来的に
入社前から観光タクシーというものがあることは知っていましたが、いざ自分がやってみたいと思った時に地元の観光地についてあまり知らないことに気づきました。私は現在隔日勤務の形態で働いているため休みが多く取れることもあり、休みの日には観光地へ行って勉強を兼ねてプライベートも楽しんでいます。将来的には、この観光タクシーに関する新たな企画やコースを自分で作ってみたいと気持ちが今は強くあります。
また、新卒で入社して実際に働いてやりがいを感じている私から今の大学生へタクシーの魅力を伝え、若い人達に選ばれる業界にもしていきたいです。今はまだタクシー乗務の経験を重ねている毎日ですが、様々な知識を身につけて仕事の幅を広げていけるような2年目を過ごしたいと思っています。
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