おかげさまで、計画を達成できました!
プロジェクト100
2018年1月に、5年間で100名を採用する計画を立てました。1年あたり20名採用の5か年計画です。
「5年」と「100名」には根拠があります。
2017年末、採用活動の中期計画を立てるにあたり、約230名在籍する乗務員の年齢を会社別に調べたところ、次のことが分かりました。
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5年以内に約70名が70歳以上になる。
当社には、70歳を迎えても元気であればフルタイムの有期契約社員として仕事を継続する社員がいます。しかし、基本的には70歳を迎えると時短の定時制有期契約社員へと移行し、その後徐々に退職していきます。なかには70歳を区切りとして退職する方もいます。つまり、社員が70歳以上になると稼働が激減します。配車数の増加および配車可能車両の不在により配車に結び付かなかった受電数の増加から、カープタクシーへのご指名が増加傾向にあることは明らかであり、ニーズへお答えするため、いずれ低下する稼働に備えて先んじて補填をする必要がありました。
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約30名を雇用する余裕がある。
認可された車両数の稼働率が100%の状態では、乗務員は公休出勤ができません。また、車両に故障が生じた場合や事故があった場合、稼働100%の人員密度では使える車両がなく出勤できない社員が生じます。良くても90%程度の稼働に抑えることが理想です。稼働率90%まで約30名を雇用できる余裕がありました。
5年で補填したい70名と、純増もくろみと自己都合退職による減少のクッションを兼ねて増やしたい30名を合計し、5年100名の採用計画としました。
格好をつけてプロジェクト100などと言っていますが、要はキリが良かったのです。
2018年に21名を採用
こうして計画した1年に20名採用の5か年計画。
目標を超える21名を採用することができました。
求人倍率が高い中で、将来が楽しみな新たな仲間を多く迎えられたことに感謝します。
(21名のうち1名はカープタクシーで定年を迎えた後、数か月お休みし、ひょっこりとグループの宮島カープタクシーに顔を見せてくれ、期間雇用で仕事を再開した方ですので、新規採用でカウントすると厳密には20名です)
たくさんのご応募、説明会へのご来場、ありがとうございました。
御縁なく採用に至らなかった皆様にも、ぴったりのお仕事が見つかっていることでしょう。それぞれの職場でのご活躍を応援いたします。
採用した21名の内訳はつぎのとおりでした。
16名がタクシー未経験者、5名が経験者です。
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会社別内訳
㈲カープタクシー 11名
㈱廿日市カープタクシー 7名
㈱宮島カープタクシー 3名
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年代別内訳
20代 5名
30代 1名
40代 9名
50代 3名
60代 3名
会社別では、各社の元の人数比に近い割合です。
年代別では、70%が40代以下と、若返りが進みました。
なお、定年退職、期間雇用の契約満了により退職した社員、定年前に自己都合退職した社員がいますので、純増21名ではありません。
余談ですが、自己都合退職の理由に「カープは時間管理が厳しい」というものがありました。
不思議な理由です。
社員には法令どおり拘束時間の上限を守りながら働く義務があり、会社組織には社員が法令どおり拘束時間の上限を守りながら効率的に働けるようサポートしマネジメントする責任があります。
時間上限を守らないといけないことを理由に退職するということは、「違法残業をさせるもしくは容認する会社で働きたい」ということなのでしょうが、果たしてそれで健康的で幸せな生活が送れるのでしょうか?
また、旅客運輸業の運行管理に厳しい目が向けられる時代ですから、違法残業希望者の楽園となるような無法地帯はいずれ淘汰され、そういった者が働ける場所は徐々になくなっていくものと考えられます。
それはさておき、現在予定されている2019年の採用人数は次のとおりです。
2019年1~4月で5名入社予定
この記事を書いている12月末時点で、2018年内に面接して内定を出している2019年入社予定の中途希望者および新卒枠希望者は5名。
4名がタクシー未経験者、1名が経験者です。
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会社別内訳
㈲カープタクシー 3名
㈱廿日市カープタクシー 2名
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年代別内訳
20代 1名(新卒枠)
30代 1名
40代 2名
50代 1名
2019年も新たな仲間に巡り会えることを楽しみにしております!
なお、プロジェクト100はタクシー乗務員の採用目標で、配車係や営業職の募集人数は含みません。