㈱廿日市カープタクシー所属 マネージャー 菅 航輔さん(34歳・入社6年目)にインタビューしました。

入社のきっかけ

新聞で説明会の告知を見て、興味を持ったのがきっかけです。

複数社の情報が掲載されており、その中でも2種免許取得費用を負担してもらえる会社をピックアップし、カープタクシーの説明会に参加することにしました。

 当日は、当時の常務が説明をしてくださり、非常に活気のある方だった印象が強くあります。「隠すことはなにもないし、なんでも質問してほしい!」と言ってくださったので、疑問に思ったことはなんでも聞かせてもらいました。この人のいる会社なら安心できる、と感じたことも入社を決める大きなきっかけの一つです。

 もともとのタクシードライバーのイメージはなんとなくではありますが、

「長時間でしんどい」「薄給」といった印象がありましたがイメージが180度変わりましたね。

勤務時間に関しては、隔日勤務ですと出勤日の翌日は必ず明け休みになっており、それとは別に公休日もきちんとあり、労働時間は調整されているなと感じました。

給料面は自分の頑張り次第で金額が変わりますし、薄給というイメージも、実際は年金をもらいながら働いている方が多くいるので、平均年収自体は低く見えている、ということも知ることができました。

 

説明会終了後には不安も全てなくなり、もともとF1観戦などが趣味で運転も好きだったのもあり、それならと入社を決めました。

前職と比較してのギャップ

前職は全国展開しているコンビニで働いていたのですが、当時と比較してまとまって休みが取れるようになったのはかなり満足しています。前職は仕事の時間が非常に長く、忙しい時期は1日12時間を毎日働いていて、1日も休みもない月もありました。立場上、他の人の欠勤を埋めたりすることもあったので…。また、これは人によって良し悪しはあるかもしれませんが、仕事上の人間関係で悩む事は少なくなりましたね。

基本的に出社して点呼等を終えたらすぐ出庫して乗務に入り、帰庫しても入金作業、車両清掃してすぐ帰宅になるので。

プライベートにあてる時間が増え、趣味にあてる時間が増えた

有給を組み合わせればシフト次第では5連休も取れるので、定期的に国内を一人旅しています。

いつかベルギーのスパ・フランコルシャンという有名なF1の長距離コースを見に行こうと思っています!国内では鈴鹿サーキットにも行ってみたいですね~。

 

タクシードライバーは有給が取りやすいのも魅力です。

通常は周りの出勤状況等も気にしたりしますが、タクシー乗務員の特性上、そういうのがほとんどないのはホントありがたいです。ついこの間も、野球を見に行くために有給を取りました(笑)

 

 

若くしてマネージャーになった理由は?

現在入社して6年目、マネージャーになったのは入社4年目の20213月です。

当時の所長から推薦があったのが一番の理由ですね。

今後、長くいるだろうとも思っていたので、挑戦してみたいと思い引き受けました。

当時の所長さんのお話

推薦した一番の理由は菅さんの人間性、人当たりを評価した結果です。

しっかりした考えをもっていたし、年配乗務員の指導などもうまく対応ができると感じた。

長く乗務員をしているが、クレームが一切ない。CS意識も高かったことも大きいですね。

社長の方針もあり、年功序列ではなく優秀な人材は推薦すべきとの方針もあったのでこれはと思いました。

実際マネージャーをして感じる事は?

マネージャーになる前よりももっと、色々な人と話をするようになりました。

自分から積極的にコミュニケーションをとるようにも心がけています。

マネージャーの仕事として、自分よりもかなり年齢が上の方にアドバイスをすることもあり、普段のコミュニケーションの有無でその人の受け取り方も変わってくると思うので。

ちょっとした会話や雑談も大事にするようにしています。

マネージャーになってまずはきっちり挨拶する事から始めました。

 

いま廿日市営業所では私は一番若いです。チームリーダーなどを経験せずにマネージャーになっている事もあって、年配の方に対してはちょっとまだ難しい部分も確かにありますが、やっていけてはいると思います。

その他マネージャーとしての仕事は何ですか?

 事故対応もしています。

カープタクシーだけなのかどうかはわかりませんが、うちでは乗務員が事故を起こした場合、現場から一番近くにいるマネージャーが駆けつけて、対応を行います。

 

事故対応で心がけていることは、乗務員さんにも相手方にも丁寧な対応をすること。

事故を起こしてしまった乗務員は、やってしまった…と罪悪感を覚えているので、その辺のフォローも心がけています。反省はもちろん大事ですが、会社から追い打ちをかけるような事をしてもしょうがないですしね。

 

事故対応後は会社へ帰り、双方の言い分を聞いて客観的に事実を把握する事に努めます。

再発防止策を乗務員さんと話し合い、フィードバックも行っていきます。

今後の目標は??

タクシー乗務員は人それぞれ、ほんっとうにタイプがバラバラです(笑)

運収UPを追求して稼ぐ!に特化する人もいれば、私のようにどちらかというと必要以上に運収にはこだわらず、お客さんにとにかく満足していただける接客を目指していきたい・お客様ファーストで動いていきたい!というタイプもいます。

ただ、タクシーはお客様に乗ってもらわないと成り立たない仕事なので、「またカープタクシーを呼びたい!」って思ってもらえるような接客をしていきましょうね、とはよく乗務員には話をしています。

運収も、もちろん大事ですけどね。

 

利益だけでなく、これからもお客さんの方を向き続けていきたいと思っています。